YouTubeやTwitterなどで情報を取得できなくなったり、ある日突然、オンラインゲームができなくなる事態を、あなたは想像できるでしょうか。そうやって情報から遮断されるうち、身近な人が一人、また一人と逮捕される事態をです。
新型コロナウイルスの感染拡大を口実に、 国会では憲法改正(緊急事態条項創設)発言が騒がしいとか。内閣総理大臣が「感染拡大」 を「緊急事態」だといえば「知る権利」や「 報道の自由」を一時停止するということも、内閣の一存でできるようになる。1933年3月に成立し、ナチス暴走の根拠となった全権委任法と同じで憲法を殺して人権保障を停止させるのが緊急事態条項だからです。
「どこの国も緊急事態条項を持っているじゃないか」という人がいますが、緊急事態条項は「戦争条項」。「戦争放棄」を高らかに宣言している日本には、ないのが当たり前で、先の大戦のさ中ですら緊急事態条項は不要だったという代物( 1946年(昭和21年)7月2日及び同月15日の衆議院帝国憲法改 正案委員会 金森徳次郎国務大臣答弁 参照https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2017/opinion_170217_03.pdf )です。
時代が逆戻りする事態になったらどうしよう。不安な気持ちでいると夫のぼやき声が聞こえてきました。「ああ、もう、忙しい。読みたい本も読めへんし、新聞も斜め読みしかできへん。」退職後のブランクを経て、去年、期間限定で学校現場へ戻った夫の悲鳴です。夫に限らず、有権者の多くが考える余裕を失う中、知らない間に緊急事態条項ができていたなんてことにだけはならないよう、権力を監視するのが今を生きる我々の責任だと強く思う今日この頃です。
障害年金は、現役世代の方も受け取ることができる年金です。あなたのお困りごとを聞かせてください。
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