きのうのつづきからお話ししましょう。わたしの暮らす高松市の市議会。聞くに堪えないヤジが常習化している中でも特に心がざわついたのは、
「共産主義者!」というヤジでした。
共産党の議員に「共産主義者!」といって何が悪いとお思いの方もいらっしゃることでしょう。しかし、この言葉の響きには立場を超えて違和感を通り越し、発言者を委縮させる効果が十分にあったとわたしには思えてなりません。
なぜ、そう思えてならないのか。その根拠がやっと明らかになりました。それを教えてくれたのは、首相自らが共産党について述べた国会答弁「 暴力革命の方針に変更はない 」や、先般の京都市長選挙での「大切な京都に共産党の市長はNO 」という新聞広告 でした。
そもそも「共産主義者」とは何者で、日本の共産党と旧ソ連や中国のそれのどこが違うのかについて明確にこたえられる人がどのくらいいるでしょうか。少なくとも、ヤジを飛ばした高松市の議会議員に聞いてみたいです。
よく知りもしないことを勝手な思い込みで決めつけ、こともあろうに議会という場でヤジを飛ばす。それがアンコンシャスバイアスのレベルなら、私たちはそれを自覚し厳に慎む必要があります。しかし、もし、それがコンシャスバイアスだとしたらどうでしょう。
若いインド人の友人に聞いてみたら、彼女がこんなふうに教えてくれました。社会、国、肌の色、男女などに対する先に持っている知識(偏見)があるからこそこの現象が起きる。unconscious biasは不公平だけど conscious bias は最も不公平だと。このつづきはまた明日。
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