このところ連続で、メンタル不調の方のお話を聞かせていただきましたが、なんだかかつての自分を見ている思いです。どのケースも共通していえるのは、皆さん本当に頑張っているということ。大きな不安に抗いながら、もがきながら、それでも頑張らなければと自分を追い込んでいる。
かつてのわたしもそうでした。というより、今でもそうです。でも、頑張ろうとすればするほど、肩に力が入って筋肉は緊張し、自律神経は乱れ…と空回り。気持ちばかり焦っても時間は待ってはくれません。そうこうするうち、時間も、気持ちも、もちろんお金も「考える余裕」すらなくしていく、というのがお決まりコース。余裕をなくすということは、選択肢をなくすということでもあります。
でも、わたしたちは何をそんなに焦っているのでしょう。世の中がどうあれ、朝がくれば東の空から太陽が昇り、あさひを浴びて活動してさえいれば、基本的には夜になればちゃんと眠気がくるというのに。本当は眠剤も安定剤もいらないはずで、お金をかけなくても、人が生きていくのに必要なものは備わっているとそんな当たり前を忘れてしまったかのよう。
三十代の半ば頃、わたしは人生最大のピンチを迎えました。今思えば9割がた死神にとりつかれていた気がします。そのとき、残り1割の自分が必死に叫んでいたのです。「わたしが死んだら二人の娘はどうなるのか!」。死んではいけない!で、そのときわたしが何をやったかというと、歩いたのです。死神を振り払うように、あさひを浴びて、ひたすらに。
もし、いまのあなたが、そんな気力もないというのなら、わたしに聞かせてもらえませんか。あなたの中で渦巻いている不安や恐れや焦りのありったけを。Open Dialogueねんきんカフェの「 Open Dialogue 」は、わたしに聞かせてくださいという願いです。そうやってすべてを吐き出したら、あさひに向かって歩き出しましょう。そうすれば、今本当に考えなければならないことが、考えられるようになるかもしれません。
障害年金は、現役世代の方も受け取ることができる年金です。あなたのお困りごとを聞かせてください。
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