「中国のトイレットペーパー工場が止まったらしい…」というデマが拡散していると知って、やっと気が付きました。そういえば、先月の中旬ごろから開店前のドラッグストアで行列ができていたのを思い出します。それで、実際に聞いてみたら、ドラッグストアやコンビニでマスクばかりかトイレットペーパーやティッシュが消えていました。
実際には、トイレットペーパーはほとんどが国産でまとめ買いの必要はないといいます。とはいえ、アマゾンではエリエールのトイレットペーパー60m×12ロール、シングル、パルプ100%が3000円となっていて一瞬目を疑いました。
オイルショックや東日本大震災など大きな出来事のたびに起きているトイレットペーパー騒動。これは日本人に限らない現象で人が人生のコントロールを失ったときの共通した購買行動らしいのです。つまり、店頭からトイレットペーパーが消えかかっているときに最後のワンセットをgetした安堵感。あの感覚によってコントロールを取り戻した気分になれるのだといいます。
これは、裏を返せば多くの人が人生のコントロールを失っている証拠で、デマの拡散と感染拡大には因果関係があるといいますから事態は深刻です。私は浄土真宗のお寺の娘ですが、真宗門徒はこんなときお念仏を申して逆境を乗り越えてきました。そこで、真宗門徒でない人にもすぐにできる効果的なにわか信心の方法をお伝えしたいと思います。
それは、朝起きたらできるだけ素早く外へ出て朝日を浴びながら散歩をするというシンプルな方法ですが、そのときに「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」…と唱えながら歩きます。「何を非科学的な」とおっしゃるなかれ。実は、朝日を浴びることで体内時計が整い、念仏することで自律神経が整うという科学的な方法なのです。(つづきはまた明日)