今日は、75年目の東京大空襲の日。明日は、9年目の東日本大震災の日。戦争も原子力政策も国策です。しかし、その国策によって人生を破壊されながらも、国の救済策から零れ落ち放置されたまま人生を終える人がたくさんいます。
ましてや、今回日本が、WHOから「汚染国」として名指しされるに至った経過を振り返れば、それが安倍内閣による人災であることは明らかです。にもかかわらず、これを機に緊急事態宣言を盛り込んだ特措法を成立させるなどということは、まさにナチスの手口を連想させます。
それは、ナチの自作自演といわれる事件のことです。1933年2月27日、ドイツの国会議事堂が炎上するという事件が起こり、これを機にヒトラーが国家緊急権を発動してあらゆる基本的人権を停止させました。ヒトラーが事件現場で叫んだ言葉が記録に残っています。 「これは天から送られた合図ですよ、 副首相閣下! 」。 自分の任期中に憲法改正、中でも憲法に緊急事態条項を盛り込みたくて仕方がなかった安倍晋三首相の今の気持ちに重なりはしないでしょうか。