ずっと以前から気にかかっていました。森友事件にかかわって自殺したという近畿財務局の職員のことです。この度の提訴に伴い、ご本人の手記の全文が掲載されているというので、文春を手に入れ貪るように読ませてもらいました。
以下は文春記事の抜粋です。「病気休職に入って九十日がたつと、その後は休職扱いとなり、給与が減る。(赤木)俊夫さんはよくお金のことを心配していたという。『(職場に)戻れるかなあ。森友のとこじゃないとこに』」(中略)「壊れたみたいにずっと同じことを繰り返しているんです。職場に復帰しないとお金がない。でも復帰したら検察に呼ばれる。その板挟みが本当に辛かったんだと思います」
「やっぱり」。そう感じるとともに、まるで自分のことを書かれているような気持になりました。フラッシュバックです。もちろん、わたしは公文書の改ざんを命じられたわけではありません。ただ、赤木さんのように本気で「ぼくの契約者は国民(市民)です」と思っている公務員にとって、明らかに 国民(市民)のためにならないことをやらされるということが、どれほど消耗、疲弊することかをわたしは嫌というほど知っているつもりです。ましてや、彼が強要されたのは犯罪行為でした。つづきはまた明日。