遅きに失した感はあるものの、 政府が、 所得制限なしで、国籍を問わず、1人あたり10万円の給付を決めたことは、素直に喜びたいと思います。
ただ、今朝ニュースで聞いた、その給付方法が気になっています。「 住民基本台帳に記載されているすべての人を対象にする方針で、原則、世帯主から申請があった口座に家族分をまとめて振り込む方向で調整」と、それでは本当に困っている人には届かない可能性を残すではありませんか。
今、世界中で「コロナDV」が急増中であることは、このブログの中でも指摘しました。コロナが原因かどうかは問題ではありませんが、多くの場合、子どもを連れて、または単身で、夫の暴力から逃れて身を隠している妻はどうなるのでしょう。路上生活こそしていないものの、実質ホームレスで住民登録をしていない人はどうなるのでしょうか。
「所得制限なし」「国籍を問わず」まで頑張ったことは、大いに評価しますが、もしも、政府が本気の救済をめざすのならば、弱者に対する想像力を働かせてほしいもの。想像もできないというのなら、せめて、当事者や支援者等複数の意見を真摯に聞いてから決めるべきと思うのですがねぇ。文句ばかりいっているようですが、本当に困っている人を救う気概を見せてほしいのです。