山本太郎さん、都知事選出馬会見の衝撃にかき消された印象ですが、一昨日のブログで触れた35万超の署名が昨日、安倍総理や麻生財務大臣あてに届けられました。官邸が署名の受け取りを拒むのか否かという最初の関門については、 少なくとも 映像で見る限り内閣府までは届いているもようです。
森友事件をめぐる公文書改ざんで自死に追いやられた元近畿財務局、赤木俊夫さんの妻が、改ざんの真相解明を求めて集めた署名。最終的に35万2千6百人を超える人たちの、この署名に込めた思いをA4の紙に印刷するのに、かかった時間は何と16時間。段ボール箱にして5箱分という名実ともに重い署名です。
「こんなことが二度と起きないために」「夫の死が無駄にならないために」という妻、雅子さんの魂の叫びと、35万人超えという国民の怒りを、さて、このオッサンたちがどう受け止めるのか。麻生大臣は、亡くなった赤木さんの手記が載った文春の発売日に、菅官房長官は昨日、既に結論は出ているとして再調査不要と態度を崩していません。
そもそも国民の声に、聞く耳持つ気がないのなら、あなたたちがそこにそうしている理由もないといったところで暖簾に腕押し、糠に釘。この期に及んで、情報隠蔽工作に余念がないというのですから救いようがありません。問われているのは、オッサンたちの対応ではなく、国民を愚弄することをこれ以上、彼らに許すのかという、むしろ、我々の側の対応だと思います。