2020年8月– date –
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「お任せ」が通用しない時代
お知らせニュースのヘッドラインを見る限り、「ポスト安倍」で持ちきりの印象です。8年近くにも及んだ安倍政権を一言で振り返るならば、人の話を聞かない「問答無用」の政権だったと、どんなにひいき目にみてもそう見えてしまいます。「安保法制」「共謀罪」「働... -
知を力に変えて、今こそ声をあげろ
お知らせ無力感に苛まれ、このままいけば、立ち上がれなくなるかもと察知するとき、人生のある地点からわたしには、心がけていることがあります。それは、目の前のほんの細やかな成功体験を積み上げること。ご無沙汰している人に葉書を書くとか。電力会社に電話... -
今度こそ、前に進むために
お知らせ長い政権が終焉を迎えます。少し前までなら、「安倍首相、辞任の意向固める」と聞いたら、大喜びだったかもしれませんが、安倍晋三少年の成育歴を垣間みたいまとなっては複雑な心境です。それは、他でもないわたし自身が、今起きている現象面にとらわれ... -
イルカの死に思うこと
お知らせインド洋のモーリシャス沖合で 、日本の海運大手がチャーターした貨物船が座礁。重油が大量に流出した事故から一か月あまりが経ちました。最近になって、事故現場から遠くない海岸に17~18頭もの死んだイルカや、瀕死のイルカが打ち上げられ、地元の人た... -
「空っぽ」パンデミック
お知らせ以前のブログで、不思議な夢の話をさせてもらいました。2017年8月15日の未明に、南インドでみたリアルすぎる夢のことで、30年前に亡くなった祖父が出て来て、わたしにこういうのです。孫たちや曾孫たちが無事であるように、安全であるようにという意味の... -
「立場主義」悲哀の結末はいかに
お知らせわたしの役所時代、先輩の女性にこんなことを言われた覚えがあります。「あんたは、ええよな。どこか遠い、四国で生まれたのに、結婚して関西に落ち着いて、いらんかったら別れて、また、次の人と再婚して」。わたしだって、何も好きでそうしたわけでは... -
雷に打たれるような体験
お知らせわたしは、思うところがあって五十の手習いで社会保険労務士になりました。2011年。東日本大震災の年のことです。しかし、いざ、資格をもらってみると、「社会保険労務士」という言葉が独り歩きして、得体のしれない居心地の悪さにまとわりつかれるよう... -
「話せばわかる」は通用しないのか
お知らせ愛知県知事のリコールの件が気になっています。 国際芸術祭「愛知トリエンナーレ2019」で、問題となった「表現の不自由展・その後」は、テロ予告や脅迫で、去年8月1日の開始から3日で中止となり、10月14日が会期終了という同月8日になってやっと再開され... -
精神の桎梏
お知らせ気が付けば、いつのまにか蝉の声が聞こえなくなっていて、秋の虫の声が聞こえ始めてきました。気候変動が進んでいるとはいえ、(今のところは)季節が来ればちゃんと届く虫の声に、ほっとさせられるとともに、人間の進歩のなさを情けなく思うことがあり... -
内側から湧き上がるもの
お知らせお互い再婚同士の夫とわたしが一緒になったとき、夫が持ってきたのは、後に手放す際に、断腸の思いといった藤沢周平全集でした。その藤沢と同郷で、よく似た経歴の佐高信さんは、著書「司馬遼太郎と藤沢周平」の中で両者の違いを「上からの視点」と「市...