「大阪産業局」とか「大阪観光局」といえば府か市の機関だと思いませんか。 実際は全く違っていて「二重行政がダメだから」という理由で、行政の責任を丸投げするために作った民間団体なんだそうです。 二重行政がダメって本当なんでしょうか。大阪は中小企業の街なのに、 町工場や中小零細の地元企業を本気で元気にする気なんてこれぽっちもないから「大阪産業局」とか作るんでしょ。「大阪の成長を止めるな」なんてよく言えますよね。
ぜんぜん知らない間に香川でもよく似たことが進んでいたのかもしれません。実は、わたしは視覚障害の事例を今回初めて担当させてもらいました。わたしの役割は障害年金の請求です。でも、だからといって他のことは知りませんなんて言うつもりはありません。手あたり次第探してたどり着いた「香川県視覚障害者福祉センター」。そう聞けば県の機関だと思いませんか。てっきりそうだと思って話していたら、何と当事者組織が作った民間団体だというではありませんか。
総理大臣の首がすげ代わって「自助、共助、公助、そして絆」とか言い出すずっと前から、そういえば「公助から共助へ」とか言われていましたが、この間、日本国憲法を都合よく解釈して社会保障が骨抜きにされてきたことは重々わかっていたつもりでした。このうえ、大阪市がなくなってしまうようなことがあれば、影響が全国に及ぶことは火を見るより明らかで「住民サービスを維持する」なんて根も葉もない詭弁に騙されていたら、地獄行きの片道切符をつかまされてしまいます。