真っ青な空に紅葉した木の葉が鮮やかです。久々に街中を離れるとすっかり季節は進んでいて、秋晴れの日差しと優しい風が赤や黄色をまばゆいばかりに輝かせています。空と葉と光と風と。どれか一つが欠けても成り立たない美の完成形。季節が織りなすアートは、多様なものが溶け合うからこそ人を魅了してやみません。
多様であるということは美しい。けれど、「分断」や「排除」は醜いと思うのです。いまだ予断を許さないものの、アメリカでも人々の分断を煽りに煽り、都合の悪い人や物事を徹底的に排除してきた勢力が、奇しくも同じ時期に敗北することになりそうですね。 ネット上ではトランプさんのことを「アメリカ維新の会」なんて呼ぶむきもあるといいます。
カマラ・ハリス副大統領の誕生は、今回、大阪市民が勝ち取った大阪市の存続と同様、先祖返りの方向に進んできた時計の針を一旦止める働きがある思うのです。彼女は多様性の象徴で、この先、時計の針が 正しい方向に回り始めるかどうかは民衆しだい。コロナに経済に温暖化に、いずれも対策は待ったなし。多様な人たちが力を合わさなければ立ち行かないのに「分断」なんかしている暇はないはずです。