2020年– date –
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思い込みの支配
お知らせかつては自動車通勤で、一日たりとも車に乗らない日のなかったわたしも、今では周囲から、運転免許証を持っていない人だと思われているかもしれません。以前は車がないと生きていけない場所で働いていて、しかも年に1週間~10日は、積雪や凍結に悩まさ... -
初めて生きるそのさきに
お知らせ八十二歳の母が、近頃ときどき「 老いを生きるのは初めて 」などというようになりました。母の、明治生まれの叔父の「老いるとはこういうこと。よく観ておけ!」という言葉を思い出すと何度も繰り返します。 持病の悪化で2年前には、一度、危篤状態に... -
そろそろやり方を変えるとき
お知らせイタリアで、国の意思決定機関である感染症対策の作業部会に、女性ばかり、新たに11人の専門家が加わったそうです。作業部会は、感染症対策のみならず、長期的な国のあり方を模索しようとするもので、当初、ほぼ全て男性が構成していたとか。DVの増加な... -
四百年も続いていれば、
お知らせ少しずつ賑わいを取り戻しているかに見える高松市の商店街。とはいえ、わたしも含め行き交う人の9割はマスク姿です。入店時のマスクの着用とサーモグラフィーカメラによる検温を義務付けている三越百貨店には、こんな掲示がありました。 「不透明な状況... -
もとに戻っていいこと、いけないこと
お知らせ唐突ですが、シェイクスピアもパンデミックに翻弄された一人のようですね。16世紀末から17世紀にかけてのイギリスでは、ペストの原因を神の怒りや星の並び、挙句の果てには 演劇のせいだとして「疫病の原因は罪であり、罪の原因は芝居である」から、「疫... -
何が起きているのかを知る義務
お知らせ十年くらい前に一度、湯浅誠さん( https://musubie.org/about/ )の講演を聞いたことがあります。その時点で既に、湯浅さんはこのようなお話をなさいました。「(経済や教育の)格差が急激に拡大していて中間層が縮小し、下の層がどんどんひろがってい... -
人命軽視の本音を見抜け
お知らせ検察庁法改正案の今国会での成立が見送られた件について、多くの国民が抗議の声をあげた成果だと思っていたら、そうとばかりも言えない展開になってきました。 黒川検事長賭けマージャンのスクープには、突っ込みどころが満載であるものの、それに付... -
されど「年金」その二
お知らせDVや虐待や性搾取などの問題は、当事者かその周辺にいる人でもない限り、できれば目を背けていたい問題かもしれません。直視するにはエネルギーが必要なのでみようとしない人を責めるつもりはありませんが、コロナ禍はそうした不条理をもより鮮明に浮か... -
されど「年金」その一
お知らせ女性にとって切実な問題のひとつに夫亡きあとの年金の問題があります。ましてや災害多発時代で、コロナ禍ともなればなおさらではないでしょうか。夫婦二人暮らしが、夫と死に別れた妻の一人暮らしになったからといって生活費が半分になるわけではありま... -
安上がりな贅沢
お知らせ緊急事態宣言が解除されてはじめての日曜日に、ちょっとしたお出かけをしました。お出かけといっても徒歩圏内。コロナ対策のため飲食店が始めたテイクアウトのお弁当を携えて、高松港のガラスの灯台をめざそうということになったのです。 ガラスの灯台、...