働いたら、障害年金は止まるの?
―「就労=支給停止」と思い込んでいませんか?
「働いたら障害年金って止まるんですか?」
これは、老後の年金のことではありません。若い方(障害年金を受け取り始めたばかりの方)からよく寄せられるご質問です。
結論から申し上げます。
障害年金は「働いたらすぐに止まる」ような制度ではありません。
むしろ、病気やケガの影響で生活や就労に困難を抱えている方が、周囲の理解や支援を受けながら「できる範囲」で働くことは、社会復帰の第一歩としてとても大切なことです。そのこと自体を理由に障害年金の支給が直ちに止まることはありません。
「働いている=障害が軽くなった」とは限らない
実際のところ、障害年金の支給可否は「働いているかどうか」ではなく、「日常生活や労働にどの程度支障があるか」という基準で判断されます。ですから、短時間・軽作業・支援付きなどの条件で働いている方が、そのまま障害年金を受給し続けている例も多くあります。
しかしながら、まだまだ世の中には「働いたら年金が止まる」「働くのはあきらめた方がいい」といった誤解が根強く残っているのも事実です。
誤解がもたらす“二次的な障害”
このような誤解は、ご本人だけでなく、ご家族や支援者の中にもあります。結果として、「どうせ年金が止まるなら働かない方がいい」「下手に動かない方がいい」という空気になり、本人の可能性を必要以上に制限してしまう――これはとても残念なことです。
せっかくの素晴らしい社会保障制度を、恐れや誤解から活用できなくなってしまうのは、本末転倒と言えるでしょう。
働きながら、障害年金を上手に活用するために
働くことと障害年金の受給は、決して「二者択一」ではありません。重要なのは、ご自身の体調や生活状況、就労環境に応じた“無理のない働き方”を見つけ、それを制度の中でどう位置づけるかです。
制度の正しい理解と、現実的な生活設計。この両輪がそろって初めて、障害年金は「生活の支え」として本当の力を発揮します。
正しい知識が、あなたの未来を守ります
「猫はビタミン、障害年金はミネラル」を合言葉に、私たち障害年金サポートの Open Dialogue ねんきんカフェでは、誰もが安心して制度を活用できる社会を目指して、情報発信と個別相談を行っています。
もし、
「働きたいけれど年金が心配」
「自分のケースではどうなるの?」
そんな不安や疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
最後に:誤解は、行動のブレーキになります
誤った情報や曖昧な知識のせいで、チャレンジする意欲が奪われてしまうのは、あまりにもったいないことです。
障害年金は、あなたの生活と未来を支える“土台”のような存在。正しい知識と支援を得て、その土台の上に、あなたらしい人生を築いていきましょう。
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