2025年8月– date –
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難病と障害年金 ― 初診日の特定が運命を分ける
お知らせ
~パーキンソン病を例に~ 障害年金を請求する上で、もっとも大切なポイントのひとつが「初診日」です。しかし、難病や内科系の病気の場合、その病気の始まりは必ずしも明確ではありません。 【パーキンソン病に多いケース】 パーキンソン病は、進行がゆっ... -
主治医の一言がもたらす不安
お知らせ
障害年金を考える患者さんにとって、診断書は生命線ともいえる大切な書類です。ところが、診断書をお願いする場面で、主治医から何気なく発せられた一言が、患者さんを強く不安にさせてしまうことがあります。 たとえば、次のようなケースです。 「あなた... -
お酒と脳の病気で障害年金をもらえるの?
お知らせ
障害年金は、けがや病気で生活がむずかしくなった人を助ける制度です。でも、病気がひとつではなく、いくつか重なっている人もいます。 たとえば―― アルコール依存症(お酒をやめられない病気) 高次脳機能障害(脳のけがや病気で、記憶・集中・気持ちのコ... -
「初診日」の取り扱いと申請のポイント
お知らせ
障害年金の請求において、とても重要になるのが「初診日」です。特に知的障害や発達障害のように、生まれつきの障害であるケースでは、「初診日がいつなのか?」という取り扱いが変わってきます。今回はその違いと、申請時の注意点を整理します。 【1. 知... -
特別児童扶養手当から障害年金へ
お知らせ
知的障害のお子さんをお持ちのご家庭では、幼少期から「療育手帳」や「特別児童扶養手当」によって支援を受けているケースが多いと思います。そして、お子さんが20歳に到達すると、新たに 障害年金 という制度を利用できるようになります。 ただし、「特別... -
専門職向け解説:診断書の意義と柔軟な運用を認めた東京地裁判例
お知らせ
【1. 現場でよくある「一刀両断」】 実際の年金事務所では、障害年金に精通している担当者であっても、**「基準日に病院にかかっていなかったのなら、それはダメですね」**と即断されることが少なくありません。これは職員が誤っているというより、マニュ... -
【障害年金】「軽い・重い」という感覚は人それぞれ
お知らせ
病気や障害の症状は、見た目や数値だけで判断できないことが多いものです。同じ診断名でも、ある人にとっては日常生活がほとんど変わらない場合もあれば、別の人にとっては生活の大部分に支障が出ることもあります。 2. 障害年金が見ているのは「生活への... -
先に「事後重症請求」をしておくべきケースとは?
お知らせ
障害年金には、過去にさかのぼって請求できる「本来請求(遡及請求)」と、請求した月の翌月から支給が始まる「事後重症請求」があります。本来請求は過去分も受け取れる可能性がありますが、準備が大変で時間もかかります。 では、どんな場合に「事後重症... -
もらったら生活に制限?障害年金よくある誤解
お知らせ
「障害年金をもらうと、生活に制限がかかるのでは?」これはよくある誤解ですが、結論から言えば 多くの場合、その心配は不要 です。 1. 障害年金は「権利」です 障害年金は、国民年金や厚生年金などの保険料を払ってきたことへの“見返り”であると同時に、... -
保険料の未納が続いている場合、初診日がいつなのかは極めて重要です
お知らせ
「10代のうちに症状は出ていたけれど、病院に行ったのは20歳を過ぎてから…こんな場合、もう障害年金は無理でしょうか?」これは、実際のご相談でも、ありがちな質問です。 1. 初診日とは? 障害年金における「初診日」とは、障害の原因となった病気やけが...

