私たちは、毎日の生活の中で、まわりの人との関係をできるだけ円満に保とうとしています。たとえば「順番を待つ」「声を小さくする」「相手の気持ちを考える」といった行動です。これを「適応行動」といいます。
でも、発達障害のあるお子さん、特に自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんは、対人関係のむずかしさ や 強いこだわり から、どうしても周囲と合わなくなってしまうことがあります。その結果、「不適応行動」と呼ばれる行動につながってしまうことがあるのです。
不適応行動ってどんなもの?
「不適応行動」とは、まわりの人や社会のルールになじみにくい行動のことです。障害年金の診断書でも、次のような例が挙げられています。
- 自分の体を傷つけてしまう(自傷)
- 他の人や物に危害を加えてしまう
- 大声や行動で、まわりに強い不安や恐怖を与えてしまう
- 突然の外出や迷惑行為
- 激しいパニックや興奮
- 強いこだわりから抜け出せず不安定になる
- 自分では止められず、何度も繰り返してしまう行動
また、拒食・異食・偏食 など「食べること」に関する問題が出てくることもあります。
どう向き合えばいいの?
こうした行動は、決して「わがまま」や「努力不足」から出ているのではありません。お子さんの特性と環境がうまくかみ合わないために、結果として現れてしまうのです。
だからこそ、
- 日常生活でどんな困りごとがあるのか
- ご家庭でどんなサポートをしているのか
- 学校や職場でどんなトラブルが起きやすいのか
を できるだけ具体的に記録 しておくことが大切です。これは、将来もし障害年金を申請する時にも、とても役立つ情報になります。
💡 まとめ
不適応行動は「性格の問題」ではなく、発達障害の特性と環境とのミスマッチから生じるものです。お子さんの困りごとをしっかり記録し、周囲に理解してもらえる工夫をしていきましょう。
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