最近よく耳にする「大人の発達障害」。
実はここ数年、診断される人の数が大きく増えています。
■ どれくらい増えているのか?
厚生労働省の調査では、発達障害と医師から診断された人は
- 2016年:約48万人
- 2022年:約87万人
→ この6年でおよそ1.8倍に増えています。
もちろん、この中には子どもも含まれますが、
近年大人になってから診断されるケースが急増していることが
医療現場でも話題になっています。
■ 「大人になってから気づく人」が増えている理由
実は、発達障害そのものが急に増えたわけではありません。
背景には次のような理由があります。
✦ ① 社会全体の認知が高まった
テレビ・SNS・書籍などで発達障害がよく取り上げられるようになり、
「自分も当てはまるかもしれない」と感じて受診する人が増えました。
✦ ② 子どものころは診断されず、
大人になって困りごととして現れるケースが多い
昔は発達障害という概念が一般的ではなかったため、
「不注意が多い」「空気が読めない」など、性格の問題とされがちでした。
そのため、
仕事、人間関係、家事・生活でつまずいて初めて気づく
——そんな大人の方が増えています。
✦ ③ 医療機関での診断体制が整ってきた
発達障害を専門に診るクリニックが増え、
大人でも相談しやすい環境になってきました。
■ 増えているのは「困りごとの可視化」
研究者の間では、
「発達障害の人の数が急に“増えた”わけではなく、
“見えるようになった”ので診断が増えている」
という見方が主流です。
つまり、昔から存在していたが、
気づかれずに生きづらさを抱えていた人たちが
ようやく支援につながり始めている、ということです。
■ 社労士として感じる変化
障害年金のご相談でも、
「仕事でミスが続いて限界を感じた」
「二次障害のうつが重くなり、働けなくなった」
という大人の発達障害の方が年々増えています。
早く相談できる環境があるかどうかで、人生の負担は大きく違います。
必要以上に我慢しすぎず、早めに医療や支援につながることが大切です。
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