働く意欲と障害年金のジレンマ
働きながら障害年金を受けたい──そんな思いを持つ方は少なくありません。しかし、
- 「働くと年金はもらえないのでは?」
- 「どのくらいの収入なら大丈夫?」
という疑問や不安があります。実際の審査では収入だけで決まるわけではありませんが、目安となる給与ラインは存在すると思います。
1. 障害年金審査での収入の目安(精神障害を例に)
- 月収20万円前後が非公式な目安
精神障害の認定実務では、月20万円程度までなら受給の可能性が比較的残されているとされています。 - 20万円を超えると認定が難しくなる傾向
20万円以上安定して稼げる場合、障害等級3級の認定が難しいことがあります。 - 10万円台後半でも可能性あり
就労支援や職場の配慮がある場合、認定されることがあります。
この金額は公式基準ではありません。障害が労働能力に与える影響のあくまで目安です。
2. 等級認定のポイントと「働くこと」の見方
障害年金は単なる収入額ではなく、日常生活や労働にどれだけ制限があるかで判断されます。
等級の例
- 2級:日常生活が極めて困難で、労働により収入を得ることができない程度。
- 3級:労働が著しく制限されるか、制限が必要な程度。
認定で重要な点
- 仕事内容と配慮:単純・反復作業であるか、上司や同僚から援助が必要か
- 安定就労の条件:配慮下でしか働けない場合、その状況を示す
- 欠勤や遅刻の影響:精神障害の場合、頻繁な欠勤や早退も評価対象
- 日常生活の困難:家事、金銭管理、対人コミュニケーションなども含めて診断書や申立書で具体的に示す
収入だけで判断されるのではなく、どれだけ配慮や援助が必要かが鍵です。
3. 20歳前障害基礎年金の所得制限
20歳前の障害基礎年金は、本人の所得に応じて支給額が調整されます。
- 年金の半額停止:所得370.4万円超
- 年金の全額停止:所得472.1万円超
扶養家族がいる場合は上限額が加算されます。今後の基準はさらに引き上げられることが決まっています。
まとめ:受給の可能性を高めるポイント
- 給与は目安:月20万円未満がひとつの目安
- 働く能力と支援の程度を具体的に示す:診断書・申立書で詳細に記録
- 日常生活の制限も明確に:家事・生活管理・コミュニケーション等
例えるなら、障害年金の審査は「ハンデを背負った耐久レース」のようなもの。収入だけで判断されるわけではなく、どれだけ努力と支援が必要かを示すことが大切。実際のところやってみないとわからないというのが正解です。
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