ネット上で話題になっている漫画
「みいちゃんと山田さん」。
前評判を聞くだけで、
「怖すぎて読めない」
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、私自身もその一人です。
知的障害のある女性が主人公で、
支援にも環境にも恵まれず、
少しずつ、しかし確実に、
取り返しのつかない場所へ追い込まれていく物語――
そう聞くだけで、胸が締め付けられそうです。
それでも、この作品が投げかけている問いから、
完全に目を背けてよいとも思えません。
これは物語の外側からの想像にすぎませんが
もし彼女に、
もっと早い段階で
障害年金という、定期的に支給される社会的な支えが
届いていたとしたら、どうなっていたでしょうか。
人生が劇的に好転した、
幸せな結末を迎えた、
そうは思いません。
現実の障害年金に関わってきた立場として、
そこまで都合のよい話ではないことは、
よく分かっています。
ただ一つ、言えることがあるとすれば――
「最悪の結果」に到達するまでのスピードは、
確実に緩やかになっていた可能性がある
という点です。
障害年金が守るのは「幸せ」というより「余白」
障害年金は、
原則として2か月に1度、まとめて支給されます。
金額も、決して十分とは言えません。
それでも、
「次の支給がある」と分かっていることは、
・今日明日の生活に追い詰められすぎない
・危険な仕事を断る
・不利な人間関係から距離を取る
こうした最低限の余白を生みます。
障害年金は、
人生を成功させる制度ではないかもしれません。
けれど、
壊れていく一本道しか残されていない状況に、
立ち止まる時間をつくる制度です。
支援が必要な人ほど、制度にたどり着けない
知的障害等があり、
判断力や理解力に制約がある人ほど、
・制度を知らない
・申請手続きを理解できない
・助けを求めること自体が難しい
こうした理由で、
障害年金という制度に
一生出会えないままのことがあります。
だから障害年金は、
「申請できた人だけが使える制度」であってはならない。
本来は、社会の側が気づき、
早い段階で手渡されるべき制度です。
救えたか、ではなく「止められたか」
この物語を前にして、
「救えたのか」と問うのは、
少し酷なのかもしれません。
けれど、
ここまで落ち切る前に、
何か一つでも歯止めをかけられなかったのか。
その問いは、
現実の障害年金の現場にいる私たちにとって、
決して他人事ではありません。
読めない、という感覚も否定しない
怖くて読めない。
直視するのがつらい。
実は、私自身もその一人です。
それでも、
現実には同じような状況に置かれている人が、
今この瞬間も確かに存在します。
障害年金は、
静かで、目立たず、
物語にもなりにくい制度です。
それでも、
誰にも気づかれないまま壊れていく人生を、
「最悪の一歩手前」で踏みとどまらせるための、
数少ない社会の仕組みの一つであることは、
間違いないと思います。
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