今月12日の衆院予算委員会。辻元清美議員の質問のうち「鯛の頭」という最後の捨て台詞だけが切り取られ、拡散されて「意味のない質問だ」という総理のヤジばかりか、国民からもヤジが飛び交う印象です。
この場面をそっくりそのまま自分に当てはめるとき、長い人生でよく似た経験をしていることに思い当たりはしないでしょうか。つまり、相手にとって都合のいい部分だけが取り沙汰されて、レッテル貼りや決めつけをされるという経験は、長く生きていると誰もが共有するのではないかと思うのです。
問題の場面で辻元議員は、間髪入れずに抗議しました。それを受けて野党議員らも声をあげ一時国会は紛糾。と続きますが、わたしたちの「よく似た経験」の場面ではこうはいかず、その多くは「言われっぱなし」「やられっぱなし」に終わるのではないでしょうか。
わたしの暮らす高松市の市議会では、聞くに堪えないヤジが常習化していて、ヤジを飛ばす側と飛ばされる側が固定している気がします。それで、耐えきれなくなったおじさん市民が、傍聴席から抗議する様子を見たことがあります。
するとどうでしょう。忽ち警備員が飛んできて、制止されたのは市民の方で、ヤジしか飛ばさない議員はおとがめなし。悪質なヤジは放置されたまんまです。
この事実の持つ意味を考えてみましょう。つづきはまた明日。
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