気が進まないまま、夫に誘われてビュッフェのレストランに行ってきました。(新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が連日報道される)こんな時だから、相当の対策が講じられているだろうと思ったら、お店の対応は肩透かしな印象で、料理のわきに使い捨てゴム手袋のボックスが置かれていて「気になる」方はご利用くださいというものでした。
ちょうど、連休だったこともあり、大勢の「気にならない」お客さんたちは、ゴム手袋が置かれていることに気付きもしない様子。かといって、手を洗うでもなく、大きな声で飛沫を飛ばしながら我先にと料理に群がります。「来るんじゃなかった」と思ったときには時すでに遅く、どこまでも、のんきでおめでたい?自分を含めた日本人のメンタリティが、思わず腹落ちしてしまいました。
この、おめでたさに危機感を募らせているのは、むしろ、海外に暮らす日本人のようです。Facebookの投稿によると、インドネシアのジャカルタでも、店員やレジ係はマスクにゴム手袋を着用していて、公共機関や飲食店ではお客さんの距離を1〜2m以上離すようになっているといいます。
日本人のおめでたさは、感染症対策に限ったことではありません。お隣の韓国では、朴槿恵政権の末期に最高検察庁の建物にショベルカーが突っ込むという事件が起きました。衝撃の映像が世界のメディアを駆け巡ったことを覚えている方も少なくないと思います。安倍首相が韓国の大統領だったとしたら、今頃は間違いなく逮捕されているはずで、そのことは韓国の人たちが皮肉を込めて指摘しています。「第二次大戦以来、最大の試練」といわれる今、安倍政権のもとにあることこそが、絶望的な緊急事態であるということに気付かなければならないと思うのですがねぇ。