一点の雲もない五月晴れ。巣ごもり連休の後にはそんな朝が待っていました。昨日までとは打って変わって街はふだんの活気を取り戻し、交差点には交通整理のおまわりさんの姿が見られるほど。讃岐うどんのお店にも、営業中の看板が出ていて思わず眼がしらが熱くなりました。
一方、東京では現場の医療従事者や医師会がたちあがり、保健所とは別ルートの検査体制を立ち上げつつあるのと同時に、政府に対しては手厚い休業補償を訴えています。医師会といえば、もともと政府自民党の支持母体。通常なら国や都の方針に従うのが医師会のスタンスでしたが、今回ばかりは看過ごせないということになったのだとか。
データなし、エビデンスなし、補償なし、展望なしの「大本営」にこれ以上任せてはおけない。わたしには、そうしたメッセージに受け取れました。地震やパンデミックが問題なのではありません。問題はリーダーの姿勢です。日本人の最大の悲劇はリーダーのやる気のなさ。感染症対策は当然ですが、それでも我々は歩みを止めるわけにはいきません。