「全権委任法」まがいの手法で政令指定都市大阪市が消滅の危機を迎えています。「全権委任法」とは、 ナチスによる事実上の一党独裁の下、ヒトラーが率いる政府にヴァイマル憲法に拘束されない無制限の立法権を授権したとWikipediaにあります。これを読みかえると「維新による事実上の一党独裁の下、吉村・松井率いる地方政府に無制限の権限を授ける」ことになります。
「大阪都」という幻の都が、あたかも誕生するかの期待を持たせ、大阪市の廃止に伴うデメリットを正しく説明することもせず、ウソで塗り固めた宣伝で民衆を欺き、反対する者たちをことごとく悪者に仕立て上げた大阪維新。明けて今日は天下分け目の決戦の日と、ここまでくれば、これが大阪だけの問題では 断じてあり得ないことに気付かれた方は少なくないでしょう。
十代の終わり、故郷を離れて最初に暮らした大阪市は、わたしにとっても「青春のかけらを置き忘れた街」。いまは愛するわが娘が暮らす街です。その大阪市がこの世から消えてなくなるなんて、わたしには耐えられそうもありません。正しい情報をもとに、大阪市の皆さんがよく考えて判断するのなら諦めもつくかもしれませんが、維新がウソをつくということは、知られたくないことがあるからでしょう。 締め切りは今夜午後8時。大阪市民の皆さん、大阪市を、日本を、ご自身の人生を守るためにどうか投票に行ってください。