ストレスにもいろいろあって「パワハラ」や「離別」などネガティブな出来事がきっかけとは限りません。昔、「成田離婚」という言葉が流行ったのも、結婚という非日常のライフイベントを経て、お互い疲れ切ったからかもしれないと思います。ルーティーンをこなせば難なく過ごせる日常と違い、とかくイベント事には、多大なエネルギーを要求されるものですね。
何にしろ酷く疲れたときには過敏になりやすいもの。普段なら気にも留めない「不用意な一言」にも過剰に反応してしまったり、落ち込まなくていいことにまで絶望してしまったり。ストレスを許容する心のコップがいまにも溢れそうならかなり危険です。自分の感情をむやみやたらに炸裂させてしまった結果、取り返しのつかない事件を引き起こした事例は枚挙にいとまがないのですから。それなら「酷く疲れている状態」をできるだけ回避しなければなりませんが、そうもいかなかった場合どうするのでしょう。
「疲れ」のもとは、筋肉のコリ、心のコリの気がします。なので、わたしがいま思いつく一番の方法は、ゆっくりお風呂に入ること。それも誰にも邪魔されずにお風呂に入ることです。お家では、それが難しければおススメは銭湯ですが、スーパー銭湯でも温泉施設でもかまいません。もし、感情を炸裂させたい衝動に駆られたら、まずは深呼吸して時間を稼ぎましょう。できれば爆発する前にお風呂に入れば、出てくる頃には頭が整理されているかもしれませんよ。