10月の自殺者数2153人は、去年の10月に比べ39.9%増(614人増)だといいます。 ご遺体が発見された都道府県別では、東京が255人と最多で大阪は116人。もちろん、大阪でみつかったご遺体が大阪府民のものとは限りませんが、傷ましい報道の一方で、大阪市長が行った「8総合区案」には怒りを禁じ得ません。自殺者が4割も増えようと、彼らには「知ったこっちゃない」というメッセージにほかならないからです。
大阪府では、昨日、新たに256人の新型コロナ感染が確認されています。これは、大阪府内で1日に確認された人数としては過去最多で東京に次ぐ数字です。そんな中、今やるべきことは 「8総合区案」の提案じゃないはず。この10年で維新が「都構想」にかけたお金は100億円。2度にわたる住民投票で否決されてもなお、彼らの頭の中は「党利党略」「利権」で一杯ということではないでしょうか。
悪びれもせず橋下徹は言いました。「急ぎすぎと言うけどこれは政治で、ある意味、公明党と(手を)握ったわけですよ。衆議院選挙の議席を維新は公明党に譲る代わりに、この住民投票のほうは賛成にしてもらったわけだから…」。人の命や暮らしより「急ぐ(優先すべき)」ことがあるのでしょうかね。「大阪都構想」を 「1丁目1番地」に掲げ、自らの存在意義といってはばからない大阪維新が、2度の否決を経てなお変容しないのなら彼らを選び続ける理由は存在しないと思います。