自分が働きたくても働けない、毎日通っていく場所がない状況が続くとき、いそいそと仕事をこなす人が目の前にいたりするとどんな気持ちがするでしょう。 コロナ禍でリモートワークが普及すると、これまでなかった重圧が、 学校に通わず、仕事にも就いていない若者を苛み、10人のうち6人を超す若者の心身が危機にさらされているといいます。
物事に興味や関心が持てなくなったり、何をやっても楽しいと思えなかったり、自分には生きている価値がないんじゃないかと思えたり。そうでなくても子どもが生まれず、人口減少社会といわれて久しいのに、それでも政治の関心は、もっぱら利権争いで、若者が自立できないどころか自ら死をえらんでしまう。それが我々の暮らすこの国の正体です。
スガ―リンも、蜜月関係といわれる維新もこぞって、より若者が生き辛い社会を作り上げようとしています。そんな中、我々が声をあげないということは、若者を見殺しにすることではないでしょうか。年金だって若者が元気じゃなきゃ維持できないのですから、これは若者の問題というよりむしろ、我々自身の問題。たとえば、将来あるかもしれない3度目の「大阪都構想住民投票」や「憲法改悪」のような局面に備え、即座に「NO!」といえるよう日頃からお互いリテラシーを高めておきましょう。