京王線幡ヶ谷駅近くで女性のホームレスが殺害された事件。亡くなったのは64歳の女性で十年間連絡を取っていなかったという弟は「まさか路上生活をしていたとは思わなかった」といいます。事件の報道に衝撃を受けるとともに、今回の被害女性は、たまたま死んでしまったために表に出ただけで、もしかしたら、似たようなことがあちこちで起きているのかもしれないと思いました。
年齢も3つ違いで「弟と疎遠」というところが何だか他人事とは思えなくて、わたしだって一つ間違えば彼女と同じ運命をたどることになっていたかもしれない気がします。そんな悲惨な現実が世の中を覆いつくそうとしている一方で、吉村維新の会新代表や、蜜月関係といわれるスガ―リン首相のいっていること、やっていることはいったい何なのでしょう。
そればかりか幡ヶ谷の事件の報道では、犯行の動機を「目障りだったから」と相も変わらず人々の憎悪を煽り、本当の敵を見誤らせるようなマスコミのやり方がわたしには鼻についてなりません。嫌な時代です。でも、だからこそ、たった一人でも声をあげ続ける、赤木雅子さんや伊藤詩織さんや山本太郎さんの存在がせめてもの救いに思えます。(明日から今月いっぱいブログをお休みします)