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「牢獄の鍵」を手放すな
お知らせ普仏戦争に負けたフランスのアルザス地方は、当時のプロイセン領とされてしまい、学校でドイツ語以外は教えてはいけないことになりました。 1873年にフランスで出版された短編小説「最後の授業」の一節である「ある民族が奴隷となっても、その国語を保っ... -
「寛容」はどこへいった
お知らせ今年のゴールデンウィーク、東京発テキサス行きの旅客機の機内で、 乗客が暴れてトイレに立てこもる騒ぎがあり、たまたま乗り合わせた米海兵隊員3人が協力してこの乗客を取り押さえたというCNNの報道がありました。今月1日には、沖縄の海で、溺れかけた... -
コロナの時代に出会った新しい私
お知らせ「コロナの時代」がはじまって、その感染拡大のあおりを受け 地方では百貨店が相次いで閉店しているとか。中心商店街がその核たる店舗を失うということは、今後、ますますシャッター通り化が加速するということなのかもしれません。私の暮らす高松市でも... -
何を求めて誰と戦うのか
お知らせアメリカでは、マスク着用義務が「個人の自由」をかけた戦いにまで発展しているといいます。日本でも一昨日、 釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーション の機内で、マスクの着用を拒否した男性が新潟空港で降ろされたとか。これに対しホリエモン... -
問いを持たない違和感
お知らせ昨日に引き続き、望月衣塑子記者のドキュメンタリーをみて思ったことです。「わたしの仕事は質問すること」と彼女は、きっぱりいっています。つまり、ジャーナリズムの立場から、国民に代わって、しかし、決してやらされているわけではなく、自ら内発的... -
一人ひとりの想像力が問われている
お知らせ「質問は簡潔にお願いします」「質問に入ってください」「次の予定がありますので、次の質問を最後でお願いします」。東京新聞の望月衣塑子記者が質問を始めると、おおよそ25秒ごとに妨害する。それが、最も重要な任務だった内閣官房内閣参事官(官邸報... -
寿命が尽きるその日までは
お知らせ朝起きて窓を開けたら、東の空にお日様が眩しかったのに対して、西の空には真っ黒な雲がたちこめていました。昨日、高知県人と話をしていると、香川は住みやすいというわたしに彼がこういうのです。香川で暮らしたことのある、知り合いの、何人かの高知... -
魔女狩りはダメ。ゼッタイ。
お知らせ車内に置き去りにされた幼い姉妹が、熱中症で亡くなったというのは、ねんきんカフェから遠くない場所らしいと知って驚いています。ニュースの記事を読んでいるうち、今年6月に3歳の娘を自宅マンションに放置して死なせてしまった母親同様、人々の怒りを... -
世襲政治家を批判して出てきた?
お知らせ首相の後継者を決める自民党の総裁選。立候補を表明した菅官房長官の記者会見が今月2日に開かれました。そのときのお話や、一般に公開されている情報から、菅官房長官は、敗戦まもない1948年、雪深い秋田の農家に引揚者の長男として生まれ、上京後は、段... -
後生の一大事を心にかけて
お知らせ「老来りて、初めて道を行ぜんと待つことなかれ。古き塚、多くはこれ少年の人なり....(徒然草第四十九段)」。「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり、すでに無常の風きたりぬれば、すなはちふたつのまなこたちまちにとぢ(中略)六親眷属あつ...